採用情報

社員紹介(技術職・西日本)

仕事内容

親会社であるシスメックスの機器販売案件について、納品、設置作業を担当。各支店営業所の営業担当と納品事案の事前打ち合わせから始まり、準備や調整、顧客施設への搬入から性能確認までの設置作業を実施します。医療検査機器以外の動物用、研究用のシスメックス検査機器の設置も行っています。また、これらの業務の範囲で品質や効率の改善、市場フィードバックも行います。後輩を育成するためOJTも担当しています。

入社からこれまで

入社~1年目

【西日本エリア担当】
社内研修ののち、西日本エリア全域でのOJTで仕事への理解を深める。機器の納品、移設支援、デモ機設置、スケジュール調整、運送手配を担当。
2年目~3年目
【神戸・京都・岡山エリア担当】
1年目と同様の業務を担当しつつ、各営業所の営業担当者と案件調整も行う。
3年目~5年目
【東海エリア担当】
営業担当者との案件調整のほか、機器納品作業についての品質や効率の改善提案、市場フィードバックも行う。
現在
【東海・神戸・京都エリア担当】
これまでの業務に加え、後輩育成OJTも担当。
 

Q .なぜシスメックスTMCに転職されたのですか?

 前職は画材メーカーの営業職で、定番商品を扱うため市場は確立していたのですが、30代半ばでその先のキャリアを考えたとき、何か全く新しいことに挑戦したくてシスメックスTMCに転職を決意しました。
 シスメックスTMCは単体ではそれほど大きい企業ではありませんが、シスメックスグループ全体としては大規模で安心感がありますし、何より医療関係ということで社会貢献度が高い点にも魅力を感じました。
 唯一の不安要素は「未経験」ということだったのですが、それも入社後、シスメックス内の研修制度で製品ごとにしっかりした技術研修を受けることができ、安心できました。研修にはグループ内からさまざまな人が集まっていて、そこで知り合った人とのネットワークは今も役立っています。
 職場では同僚のバックアップにも助けられました。私のどんな質問にも丁寧に回答してくれるので、基本的なことでも遠慮なく周りに聞けるんですよね。異業種からの転職者も多いので、人をサポートする雰囲気が自然とできているのだと感じます。

Q.普段の仕事ではどのようなことを意識していますか?

 私の仕事は機器の設置ですが、業務の場では、シスメックスの営業職や技術職、学術職の人と部署を超えて一緒に仕事をすることも多いもの。そんなとき、研修で会ったことのある人と人間関係ができていると情報共有がしやすいので助かっています。
 なぜそんなに多くの人と関わるのかというと、機器の販売活動というのはさまざまな人が関わって成り立っているからです。病院担当営業、サービス保守担当、検査の専門的な領域から営業をサポートする学術職……それらの人が連携して販売し、使っていただくのが我々の製品なので、設置する私たちも、販売に至る前後関係やプロセスまでわかっている必要があるのです。
 一つの製品でも、仕様や設置方法などでバリエーションは多いので、設置前に営業などからもらう情報は貴重。逆に自分が設置してあとに引き継ぐ情報もあります。コミュニケーションは多いですし、私自身も一緒に仕事する方々と関係性をつくることは大事にしていて、そこでできた友好な関係が自分の強みとなっているなと思います。

Q.現在手掛けているお仕事について教えてください。

 入社から5年が経った今は、納品に関するさまざまな関連業務も手掛けています。その一つが品質改善。設置の現場でお客様の声を聞き、商品改良のためにフィードバックを行います。たとえば「メニュー画面はこうしたほうが現場で使いやすい」「製品AとBで起動画面が違うのを統一したほうがよい」などの意見を製造側に届けました。自分たちの業務内容、作業の流れを見直すのも改善業務の一貫で、見直した手順を標準化し、全技術者に共有する業務にも取り組んでいます。
また、シスメックスの技術を医療機器以外に応用した製品の設置業務も担当しています。ソフトウェアが違う以外は医療機器とほぼ同じなのですが、設置場所が企業の研究部署など機密性の高い場所であることも多く、病院とは違う気遣いがあります。
いずれの場合も、「これから新しい機器でよい仕事をしよう」というお客様の笑顔に直接ふれることになる。この仕事をしていてよかったと思う瞬間ですね。

Q.ワークライフバランスについてはどうでしょうか。

 技術職は神戸市と埼玉県越谷市に拠点があり、それぞれ西日本と東日本をカバーしていますが、それぞれエリアの担当範囲は決まっています。
私自身も西日本を飛び回っているのでどうしても出張は多くなりますが、この仕事でなければ行かなかったであろう地域に行けるのは、面白いと感じています。たとえば、離島で活躍する医師を描いた有名なドラマ作品がありますが、その舞台になった診療所に、実際に機器を設置したことがあるんですよ。
 設置は病院の年間スケジュールに合わせる形になるので、12~3月や8月、9月の繁忙期はかなり忙しいのですが、スケジュール管理は自分で行うので、閑散期であればうまく調整して長めの休みを取ることもできます。週末に設置作業を行うこともありますが、代休制度が整備されているので安心です。
また、1日の勤務時間についてもフレックス制度があり普段から活用しています。設置スケジュールに合わせて、朝ゆっくりできるときはジョギングしてから出かけたり、早めに帰宅して家族と過ごすなどできるのがよいですね。

Q.今後の目標と、シスメックスTMCへの転職を検討している方へのメッセージをお願いします。

 もとは検体検査機器の納品、設置に特化した部署なのですが、最近は、手術用ロボット手術ユニット「hinotori™ サージカルロボットシステム」の設置や、シスメックス本社で行っている修理業務のサポート、社内の研究開発機器のメンテナンスなどに業務範囲が広がっています。できることが広がっていくことで、今後はグループ内でもより注目される存在になると思いますし、この先メンバーが増えて、企業規模が広がっていくのが理想像だと思っています。
 そうした中で個人的には、マネジメントに挑戦してみたいと思っています。今まで幅広い業務を担当してきたことを活かして、複数の部署を率いる立場を目指したいですね。また、普段の提案とは違う視点で、シスメックスTMCの技術職だからできる新しいアイデアを生み出したいとも思っています。
 現在は人材育成にも取り組んでいますが、異業種からの中途入社の人も多いなかで気をつけているのは、「相手が分かっている前提で話をしない」こと。自分が転職してきたときに助かったことを、教える側としても意識しています。モノを組み立てたりすることが好きで、新しいことを吸収する意欲のある方なら、安心してチャレンジしていただければと思います。

1日のスケジュール

7:30
【出発】
神戸市内の自宅からこの日の業務を行うシスメックス名古屋支店へ新幹線移動。
10:30
【事務処理】
名古屋支店メンバーとの打ち合わせ、営業担当との案件連絡、運送手配、前日の報告業務など。
12:00
【昼食】
支店のメンバーと支店近辺で昼食。
13:00
【移動~設置作業】
納品先の病院へは社用車にて納品先担当営業と同行。お客様にご挨拶し、検査室の設置場所確認ののち納品機搬入、指定場所に据付~設置作業。
18:00
【移動】
設置現場である病院から宿泊先のホテルに直帰。
19:00
【宿泊先】
ホテルにて作業報告と市場フィードバック業務。
 
※掲載情報は取材当時の情報です。