採用情報

社員紹介(技術職・東日本)

仕事内容

親会社であるシスメックスの検体検査機器の納品、設置のほか、機器を貸し出して行うデモ案件についても、営業担当者とスケジュール調整、事前準備、機器セットアップ、施設への納品設置作業などを実施。シスメックス社の新製品である手術用ロボット手術ユニット「hinotori™ サージカルロボットシステム」(以下「hinotori™」)の設置トレーニングを終了し、月に1度のペースで設置を実施しています。

入社からこれまで

入社~1年目(現在)

検体検査機器のセットアップ作業、納品作業を中心に、デモ機の設置、その他一連の納品業務を担当。また「hinotori™」の設置作業も担当。
 

Q .なぜシスメックスTMCに転職されたのですか?

 前職では航空機の整備をしていたのですが、夜勤もあり、コロナ禍の影響も受けて一人あたりの業務が増えたこともあって体力的に厳しく、ワークライフバランスを考えて転職を検討。妻と母が医療分野で働いていて、この分野なら安定しているという印象があったため、シスメックスTMCを選びました。
 そもそも高専で機械工学を専攻し、前職も航空機の整備士で、普通の人が触れないような機械に触るのが好き。医療機器は未経験ですが、ぜひ触ってみたい機械でした。未経験とはいえ、考えてみれば航空業界も新卒で入ったときには初めてだったわけで、その意味では同じことだと思い、心機一転というつもりで決断しました。
 入社してみて感じたのは、マニュアルを見ながら設置作業をするだけでなく、納品に係る一連の作業準備や、周囲への気配りなど関係者とのコミュニケーションを図る機会が多いということです。この仕事は、大変と感じることもありますが、日々経験と知識が増え、自分が成長できている実感があります。
 毎日のように違う施設に設置に行くため、常にフレッシュで飽きることがないのも楽しいです。病院とクリニックの環境の違いがわかったり、検査技師がたくさんいる病院や検査センターではスタッフの皆さんの邪魔にならないようにふるまう必要があると気づいたり、日々勉強ですね。

Q.普段の仕事ではどのようなことを意識していますか?

 先ほど「コミュニケーションを図ることが多い」と言いましたが、その点をしっかりやることはとても大切だと思っています。搬入経路の確認や、機器は入れ替えなのか新設なのか、設置可能な時間帯についてはいつなのかなど、運送業者さんや営業担当者などの関係者としっかり打合せをしておかないと、現場でお客様に迷惑をかけかねないからです。それでも現場に行ってみたら事前に聞いていたのと違うことも多く、そうしたときも、施設の事情をよく知っている営業担当者などと相談しながら進めています。
 設置の際には、「誰が見てもきれいに見えるように」ということも意識しています。それが『シスメックス』というブランドの価値を守ることになるからです。
 入社前には『シスメックス』は日本のブランドということを知っていた程度でしたが、お客様と接していると「やはりシスメックスの機器はいい」とコメントをいただくことも多く、その価値を実感するんですね。そういうブランドを背負っている以上、その名前にふさわしい仕事をしなければと思っています。

Q.これまでに印象に残った仕事について聞かせてください。

 入社して3カ月くらいで、先輩たちと一緒に大型案件にも参加するようになり、総勢10人で3日かかる設置プロジェクトを経験しました。
 1日目は現地で部品の開梱作業。パーツごとに梱包されたダンボールは数百個にのぼるので、紛失することがないよう、運送業者さんと一緒にダブルチェックしながら進めます。2日目は組み立て作業。構成品も施設に応じて変わるため、マニュアルに載っていない部分も多く、先輩たちから教えていただき覚えていきます。こうして設置を終え、3日目には動作確認をして終了です。手をかけて作業をする分、設置後にお客様からいただく「きれいに設置されたね」の一言が嬉しいです。
 今は「hinotori™」の設置も担当しています。検体検査機器と違って、搬入経路の耐荷重など注意点もあり、入念な事前の現場確認がより必要です。また、直接人の体に挿入されるものだと思うと、動作確認にもより一層慎重になります。
 実は「hinotori™」の設置には一定のトレーニング受講・認定が必要なのですが、OJTと並行し研修を受け、入社7カ月で設置者として認定も取得しました。東日本エリアでの認定者は自分も含めてまだ少数。シスメックスTMCにとっては新しい製品ですが、それだけに新人の自分でも他の人と同じ条件で関われるので、積極的に取り組みたいと思っています。設置にあたっては改善の余地もあるので、今後も課題解決のためにも情報収集を重ね、また多様な施設で「hinotori™」の設置経験を積みたいと考えています。

Q.ワークライフバランスについてはどうでしょうか。

 勤務先が前職と比べて近くなったので、通勤のために早朝出発する必要もなくなったのと、夜勤などもないので体力的にはかなりラクです。1ケ月のうち数日は出張があり、現在は1年目のため担当エリアが決まっておらず様々な所に出張していますが、今後担当エリアが決まれば、予定が立てやすくなりそうです。
 何より有給休暇の取得がしやすく、急に予定が入ったときも休暇を認めてもらえることがありがたいですね。現在妊娠中の妻の通院をサポートするため、直前に有給休暇を取ったこともありました。フレックス制度のため納品業務の時間に合わせて出勤時間を動かすこともでき、妻が動けないときに朝の家事をして、1、2時間遅く出社をすることもあります。
 出産が近いことは周囲にも話していて、出張を減らすなどの協力をしてもらえるのも助かっています。上司にも「家族を大事にしてください」と言われていて、安心して家族のために動けるのは嬉しいですね。子どもが生まれたら、育児休業制度も利用しながら、2人で子育てしていきたいと思っています。

Q.今後の目標について教えてください。

 入社から3カ月経った目頃には、小型の製品なら一人で設置できるようになりました。設置を自分一人に任されることには大きなやりがいを感じていますが、今はまだ血液、尿の検査機器のみ。凝固、免疫分野の検査機器はまだ一人では設置できないので、まずはそれをできるようになりたいですね。
 将来的には「hinotori™」も含め全機種の設置技術を磨いて、チームを自分で引っ張れるようになりたいです。
 今は営業担当者に顔を覚えてもらい、仕事をより円滑に進められるようにしたいですね。そのためにも、コミュニケーションをとる機会は積極的に増やしていきたいと思っています。

1日のスケジュール

9:00
【出社、事務処理】
報告書の作成、売上報告、運送手配、経費精算などを行う。
11:00
【設置事前準備】
機器の設置を行うため、社内で訪問に向けての準備作業を行う。
12:00
【昼食】
チームメンバーと会社付近でランチ。
14:00
【お客様訪問】
社用車または公共交通機関で移動し、納品機またはデモ機の設置を実施。
18:00
【帰宅】
納品先での業務終了後、自宅に直帰。帰宅後は家族と自由に過ごす。
 
※掲載情報は取材当時の情報です。